2025年04月11日
厚生労働省は、身寄りのない高齢者への支援を拡充する方針を明らかにした。身寄りのない高齢者の入院時の身元保証や、死後の財産整理といった業務を、各地の社会福祉協議会等が行う、というものだ。これまでは民間任せだったが、今後は「公」も参入することとなる。
日本では高齢化と同時に未婚化も進んでいて、これから先、身寄りのない高齢者が増えてくるのは間違いない。75歳以上の未婚者は、2000年では18万人だったが2020年では63万人(総務省『国勢調査』)。結婚したことがなく、配偶者も子もいない後期高齢者だが、20年間で3倍以上に増えている。今では団塊世代も入っているため、数はもっと膨れ上がっているはずだ。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/04/545867.php